住宅ローンを滞納してしまい銀行から「来所依頼」が届いたのですが、どうすれば良いでしょうか?

ご相談への回答の要旨

今後の住宅ローン返済についてどうしていくか?という話し合いの席を金融機関から積極的に設けてくれているものです。実際に住宅ローンの返済に問題が生じているようであれば、必ず面談に行くようにしましょう。

まず、毎月の住宅ローンの支払いが支払日にできなかった場合には、金融機関からまず「支払いをお願いする」旨のハガキなど、「連絡通知」が届きます。単純に支払いを忘れてしまった、たまたま口座に現金がなかった・入れ忘れていたといったことでしたら、早めに支払うようにしましょう。

何度も繰り返してしまうと、金融機関から支払い能力を疑問視されてしまうことがありますので、要注意です。

ワンポイントアドバイス

もし住宅ローンの支払いが困難になっているのであれば、とても言い出しにくいとは思いますが早めに金融機関に相談に行くことをおすすめします。

そして、この「連絡通知」を何度も受けたり、実際に支払いが滞ったりしてくると、次に届くのが「来店依頼」です。これは、住宅ローンを組んだ金融機関から届きます。内容としては、「滞納している住宅ローンの返済について話し合いをして、これからの返済について決めましょう。つきましては、○月×日○時○分にご来店ください」といったものです。

これは、金融機関側があなたの現在の状況(収入や生活の状態)などを知りたいのと、返済の条件を変更することで融資の継続が可能なのか?の確認になります。つまり、「今後の住宅ローンの返済について、相談しませんか?」といった金融機関側からの提案です。

もし、実際に住宅ローンの返済に問題が生じているようであれば、必ず面談に行くようにしましょう。金融機関としては、「今すぐの支払いは難しいのでは?」と考えての「来所依頼」ですので、 今後についてどうしていくか?という話し合いの席を金融機関から積極的に設けているわけです。ですから、あなたの話をきちんと聞いてくれます。大丈夫です。もし、仕事の都合や、どうしてもはずせない予定などがある場合には必ず連絡を入れるようにし、面談日を調整してください。

できることなら行きたくない面談だとは思いますが、これを無視していると事態は更に悪化するだけです。実際、この段階での話し合いを無視し続けられた方は、ズルズルと競売にまで進んでしまう傾向が強いです。金融機関との話し合いの席には、きちんと着くようにしましょう。