早期退職後、職を転々として無職に。住宅ローン滞納により催告書が届いたところで任意売却を決断し成功。新たな環境に新しい仕事でリスタート

ご相談者は岡山市在住の金本さん(仮名)。40代の男性です。

金本さんは18年前に新築されたご自宅にて、奥さんとお子さん2人(20歳・12歳)とで4人で暮らし。40歳のとき、勤務先の経営状態が悪くなったことをキッカケに早期退職を決意。再就職したものの収入面や福利厚生面に納得がいかず、その後は職を転々とするようになったそうです。

新築当時は年収420万円だった金本さんでしたが、毎月11万円 + ボーナス払い30万円の住宅ローンの返済は次第に厳しくなり、苦しい時はカードローンで借り入れてなんとか凌ぐ…そんな状況に。「何とかしなければ…」と思い立ち、弁護士事務所へ相談して債権者とやりとりすること1年。それでも協議はうまく行かず、そうこうするうちに住宅ローン滞納が原因で催告書が届いてしまいました。「これではダメだ。」と、ホームページをご覧になり当社へ相談に。

住宅ローンで3,000万円借り入れて、残債務は約1,900万円。金本さんのご希望は「住み続けたい」、つまり、リースバックでしたが、支払える家賃は5万円ほどが上限とのことで希望の実現は難しく、任意売却を決断されました。

売出価格1,200万円で販売活動を開始。問い合わせはあるものの、なかなか契約までには至らず3ヶ月ほど経過したところで100万円値下げ。すると、不動産買取業者さんから連絡があり、契約へ。無事に任意売却に成功しました。一家4人、賃貸アパートを借りて転居、新しい生活をスタート。残った債務に関しては、弁護士さん主導で債務整理を進めることに。

金銭的に大変苦しい状態がずっと続いていましたので、ご相談に初めていらしてから決済までの8ヶ月間、面談時はいつも表情が暗く、うつむいてばかり。しかし、決済を無事に終えられた1ヶ月後、金本さんと電話でお話した際には、「新たな環境で新しい仕事をスタートし、がんばっています!」と元気に近況を伝えてくださいました。