離婚後も、心の病気に蝕まれながら大きな家に一人で住む苦痛を、任意売却で解消
ご相談者は岡山県赤磐市在住の谷脇さん(仮名)。40代の男性です。
築17年の中古住宅を平成28年に購入。奥さまと二人でお住まいになっていましたが、諸々のご事情で離婚され、谷脇さんが一人でお住まいになっていました。
しかし、その辛さから徐々に心の病気に蝕まれるように。フルタイムで働くことができなくなってしまい、収入も減少。そのような状況で大きな家に一人で住むことが苦痛になってしまった谷脇さんは、「家を任意売却したい」と当社のホームページをご覧になってご相談にいらっしゃいました。
面談時、その場で債権者へ電話連絡し、谷脇さんが置かれている状況を説明。住宅ローンの滞納は一切ありませんでしたが、事情を汲んでくださり、幸い住宅ローンの返済を翌月から止めていただけることに。住宅ローンの残債務額1,728万円のところ、1,850万円で売却活動を早速開始しました。
ただ、数件の問い合わせはあったものの内見・商談にまでは至らず。3ヶ月ほど経過したところで、債権者・保証会社・ご相談者の谷脇さん・そして当社の4者にて協議し、販売価格の変更を決定。この間、「これ以上、ココへ住み続けるのは辛い」とのことで、谷脇さんは付近の賃貸アパートへと引っ越しなさいました。
1,850万円→1,650万円へと販売価格を下げてからは順調に数件の内見・商談へと至り、そのうち赤磐市にご実家があるご夫婦から購入の申込をいただくことができました。
差額の残ってしまった住宅ローンの債務は、当社でお付き合いがある弁護士さん、債務整理を専門に扱ってらっしゃる司法書士さんをご紹介し、無事に解決。
「本当にいろいろと相談にのっていただき、ありがとうございました。」と谷脇さん。ひどく心を病んでらっしゃるがゆえに、笑顔まではありませんでしたが、一つ大きな悩みごとが解決したことによる安堵でしょうか? それまでお会いしたときよりも表情が少し穏やかに感じられました。