離婚を決めたのち、妻の親族から突きつけられた一方的な要求。任意売却を決断、成功させて住宅ローン完済、人生の新たなスタートを切ることに成功

ご相談者は岡山県倉敷市在住の間野さん(仮名)。50代の男性です。

大手スーパーマーケットにお勤めの間野さん。15年前に大手ハウスメーカーで新築の自宅を購入、奥さま、社会人の娘さん、そして、大学生の息子さんと4人で暮らしてらっしゃいました。毎日、早朝から深夜までの激務が続き、いつの間にかご家族とのコミュニケーションがうまくいかなくなっていたことに気づいた間野さん。奥さまとの話し合いの末、離婚することになさったそうです。

ただ、ここでひとつ問題が。奥さまの親族へ350万円の借金があり、

  • 離婚するならば、借金を一括返済すること
  • それができない場合は、こちら(奥さまの親族側)が債権を放棄する代わりに、自宅の権利書を譲渡すること

との要求を突きつけられたのです。

住宅ローンの残債務は約1,700万円、月々の返済額は9万円ほど。住宅ローン返済に関しては特に心配はないものの、350万円を一括で返済できるだけのまとまったお金は、間野さんの手元にはありませんでした。とは言え、「権利書を手放せ!」という要求も、あまりにも一方的。

そこで間野さんは、離婚を機に任意売却で自宅を処分することを決意。全国住宅ローン救済・任意売却支援協会を経由して当社へご相談にいらっしゃいました。

最も理想的なのは、「自宅の売却で、住宅ローンと奥さまの親族からの借金を返済できること」ではありました。ただ、それは難しいであろうことの予想はついていたため、間野さんは借金を一括返済するために新たなローンを契約。任意売却への道を拓くことができました。

早速、任意売却をすることを奥さまと2人のお子さんへ伝え、販売活動を開始。数件の問い合わせ・案内ののち、物件から徒歩5分ほどのところに住んでいる方がご見学後、その方の新婚の娘さんご夫婦が購入。売却価格1,820万円で、任意売却は無事に成功しました。

決済後、間野さんは「やっと肩の荷が下りた。これからは自分の自由な時間を大切に過ごしていきたい」と仰いました。

思い返せば…間野さんとの初回面談後にご自宅を訪問しましたが、奥さまも2人のお子さんも、どなたも私と目を合わせてくださることはありませんでした。「間野さんが連れてきた人」となるでしょうから、仕方ありません。ご主人である間野さんとの関係がそれだけ冷え切っていたのだと思いますが、ただ、これといって「離婚の決定打」となるようなお話は一切なかったのです。ですので、ナゼこんなことになってしまったのかと、不思議でなりませんでした。

任意売却は無事に成功し、住宅ローンを完済、それぞれ人生の新たなスタートを切っていただくことはできましたが、なんとも言葉には表せない、モヤモヤと辛い気持ちになりました。