収入減で住宅ローンを滞納。離婚で元妻に引き取られた娘の部屋、思い出が残るマイホームを惜しみつつ任意売却して住宅ローン完済

相談者は倉敷市在住の原さん(仮名)。60代の男性です。

3年前に離婚、娘さんは元奥さまへ引き取られて、自宅には原さん一人がお住まい。野菜の運搬をお仕事とされている原さんの月収は15万円前後、夏場は22万円前後で、毎月8万円 + 年2回のボーナス払い 16万円の住宅ローンを返済されていました。収入が減少してしまい、3ヶ月前から住宅ローンを滞納。債権者である銀行から督促状が届いており、当社のホームページと野立て看板をご覧になって相談へお越しになりました。

娘さんのお部屋は出て行ったときそのままの状態で残されていました。「良い思い出なので。何とかしてこの家を残したいとがんばったけど、パンクしました。」と、原さん。23年前に購入した自宅の残債務は800万円。「自宅を売却してスッキリしたい。義理の兄から借りているお金もあるので返したい。」とのご希望でした。

面談後、債権者のところへ一緒に出向き、任意売却を打診。販売期間中は住宅ローンの返済を止めていただけることに。任意売却の結果1,080万円で売却でき、住宅ローンの完済はもちろん、義理のお兄さんからの借金も清算できました。

マイホームには家族の様々な思い出が刻まれています。そして、それを守りたい、失いたくない気持ちをみなさんお持ちです。ただ、住宅ローンの返済が滞ってしまった場合に、マイホームを守ることにこだわり過ぎたがために、マイホームを失うことよりも辛い結末を迎えてしまうこともあります。

具体的には、競売に至ってマイホームを強制的に処分されたり、さらに多額の負債を抱えてしまったり…です。原さんの事例では、幸運にも残債務の額を売却額が上回ったため、住宅ローンを完済できた上に手元に現金が残りました。しかし、一般的には大なり小なり債務が残り、それを任意売却後も返済していくことになり、さらには、任意売却のタイミング次第で残債務の額も変わります。

早めにご相談をいただければ、タイミングを逃すことなく最適なタイミングで、かつ、有利な条件での任意売却を期待できます。ですので、返済に不安を感じたり、実際に返済が滞ってしまって督促状や催告書が届いてしまったりしたときには、できるだけ早く、私どものような住宅ローン返済問題の解決・任意売却の専門家へご相談ください。きっと、あなたにとってベストな解決策をご提案できるハズです。