多額の学費が原因で滞納してしまったマンションの住宅ローンと固定資産税。任意売却により無事に清算。引っ越し費用の捻出にも成功

相談者は岡山市北区在住の大西さん(仮名)。50代の男性です。

お仕事がタクシードライバーである大西さんは、19年前に購入されたマンションで奥さまと二人暮らし。娘さんはご結婚されていて、お孫さんもいらっしゃいました。

当社のホームページをご覧になってお越しいただいたときには、住宅ローンを5ヶ月
滞納されている状況。娘さんに多額の学費がかかるようになった5年前に住宅ローンを払えなくなってしまい、当時の数十万円を滞納した状態のままだが返済は続けているとのことでした。加えて、固定資産税は6年間納税できていない状況で、その延滞金が10万円ほどあり、他にも借り入れがあることから自宅マンションの任意売却をご希望でした。

住宅ローンの残債務は1,800万円、固定資産税の滞納額は50万円。任意売却の販売活動を開始したところ、1,290万円で無事に売却できました。立地が大変良いマンションでしたので、とてもスムーズな売買に。住宅ローンの清算、税金の支払い、引越し費用の捻出ができました。ただ、その他の借り入れについても清算の必要がありましたので、弁護士さんをご紹介し自己破産の手続きを進められました。

任意売却の決済後、大西さんは勤務先タクシー会社の寮へ、奥さまは娘さんのもとへ引っ越し。離婚の手続きを進められるそうです。

住宅ローンの清算もでき、その他借り入れの清算も終えられ、それらのことで毎日思い悩まなくても良くなり、また、奥さんとも別れられスッキリし、大西さんはホッとしたご様子でした。明るい気持ちで…とは行かないかもしれませんが、気持ちを新たに、穏やかな日々を過ごしていただきたいなと思いながら、お見送りしました。