ご主人の退職が引き金となった夫婦喧嘩、別居、音信不通。当社による交渉の結果、ペアローンで実家近くに建てたマイホームを無事に任意売却成功

相談者は倉敷市在住の竹中さん(仮名)。30代の女性です。

竹中さんはご主人の実家近くにペアローン(連帯債務)でマイホームを購入、その後2人のお子さんにも恵まれて幸せな生活を送って来られましたが、1年前にご主人が退職。その頃からお金のことで夫婦喧嘩が絶えなくなり、3ヶ月前にご主人は家を出て実家へ。「1人で住宅ローンの返済と2人の子育ては無理。マイホームを売却、処分したい。」とお考えになり、ホームページをご覧になって当社へ相談にいらっしゃいました。

解決に向けてご主人と話し合いたく連絡をするものの、まったく取り合ってもらえないとのことで、当社がご相談者に代わってご主人の実家へ出向くことに。それでも会っていただけませんでしたが、何度か伺うことでご主人のご両親を通じてやりとりができるまでにはなり、任意売却に向けて動き出せることに。竹中さんは備前市にあるご実家近くで新たな職場(医療関係)を探され、賃貸アパートへ転居。任意売却の販売活動を開始しました。

ご主人はなかなか協力してくださいませんでしたが、何度も足を運び、何度も説得を試みた結果、決済時にはなんとか協力していただけるまでに。そして、同じく倉敷市にお住まいの方と無事契約できました。

初回の面談時から決済時まで、竹中さんとは何度もお会いしましたが、いつも疲れてやつれたような表情をされていたことが、とても印象に残っています。ご自宅を伺った際には、結婚式のときの写真や、2人のお子さんと写っている家族写真など、まさかこのようなことになろうとは微塵も感じさせない、幸せそうな笑顔の写真がたくさん飾られていました。
どこの家族でも何かがキッカケとなり、このようなことになってしまう可能性があるのだろうな…と、結婚し家族がいる私自身も自分ごととして改めて考えさせられた一件です。