離婚後も幼い娘が泊まりに来てくれる大切な場所。転職・引っ越しを機にマイホームの任意売却を決断、成功されて人生を再スタート

相談者は岡山市南区在住の森本さん(仮名)。40代の男性です。

森本さんは4年前に離婚、1年前から体調不良で仕事へ行けたり行けなかったりとなり、収入が減少気味に。また、離婚後から諸々ルーズになってしまい、時折住宅ローンの支払いを無視してしまうことも。そうしているうちに、6ヶ月前からは住宅ローンを返済できなくなってしまい、他からの借り入れも含めて弁護士へ相談している最中に、ホームページをご覧になって当社へご相談にいらっしゃいました。

「時折、小学生の娘が週末泊まりに来てくれるのが楽しみで、自宅を売りに出す決心がつかなかった。しかし、転職で姫路市へ引っ越すことになったので、これを機に踏ん切りをつけられそう。」とのことで、自宅の売却をご希望。任意売却の販売活動を開始しました。

姫路市へ引っ越しをされたのちは、岡山市へなかなか帰って来られない森本さんに代わり、自宅の残置物の処分、清掃を当社でサポート。3ヶ月後には購入者が見つかり、無事に決済を終えられました。

決済時の残債務は1,580万円。利息27万円、遅延損害金163万円でしたが、1,950万円で売却できたため、100万円ほど手元へ残る結果に。その残金はその他の返済に充てることにされました。

「もっと早くに売却をしていれば、払わないで良かったお金があるような気がします。ただ、大きな山は片付いたので、新しい場所で、新たな気持ちでがんばります。」と森本さんは仰いました。それでも、今は元奥さまと暮らす幼い娘さんが尋ねてきてくれる、大切な場所であるマイホーム。その売却を決断するまでには、相当の葛藤があっただろうと察します。夢や思い出がつまったマイホームの売却、私どもはそうした売主さんの気持ちを大切にしながら、これからも精一杯、不動産売買の仕事に携わっていきたいと思います。