嫁姑、夫婦の折り合いがつかず、無用の長物となった二世帯住宅。娘1人が住み、ゴミ屋敷化した家を清掃、任意売却によってキレイに清算
ご相談者は森さん(仮名)。60代の男性です。
タクシー運転手の森さんは、岡山市北区でお母さまと同居中。離婚した奥さまは同市南区の賃貸アパートで一人暮らしをされていました。そもそも森さんは、18年前に土地120坪、建坪52坪の二世帯住宅を購入され、お母さんを呼んで一緒に暮らしはじめたそうですが、1年後にはお母さんは岡山市北区の家(現在の住居)へ戻り、その後、森さんと奥さまの折り合いも悪くなったことをキッカケに、森さんご自身もお母さんが住む家へ引っ越されたとのこと。さらに、数年前には奥さまも玉野市の二世帯住宅を出たことで、大きな二世帯住宅には娘が1人住む状況に。
「不要になってしまった二世帯住宅の売却処分、加えて、残置物がたくさんあるのでその処分もしたい。」とのご希望で相談をいただき、訪問したところ…「ここに本当に人が住んでいるのだろうか?」と驚いてしまったほどに、部屋という部屋にゴミが山積み、ゴミで床がまったく見えないほどの状況。債権者さんには、ゴミを撤去するだけの時間の猶予をもらえるよう連絡をし、なんとかゴミを処分、清掃。森さんのお母さまが負担してくださったゴミの撤去費用は、150万円にものぼりました。
ゴミの撤去、清掃後、任意売却の販売活動を開始。ちょうど二世帯住宅をお探しだった岡山市東区在住の方が購入してくださいました。
残債務が1,910万円のところ、売却価格は1,680万円。奥さまが出られて娘さんが1人で住むことになったタイミングで、早めに売却の決断をされていればゴミ屋敷になることはなく、処分の費用は不要だったでしょうし。加えて、築年数が浅い時期で売却できていれば十分完済できていたハズでした。それでも、早期に売却に踏み切れなかったのは土地代をすべて、お母さまに出していただいていたことが、森さんの頭、心の中で引っかかっていたからだそうです。
「家を購入するときも、家を売るときも、年老いた母に迷惑をかけてしまい、とても申し訳なく感じている。」と森さんは仰っていました。
やはり、モノゴトには適切なタイミングがあると思います。何か起きたときに即行動を起こした方が良い場合もありますし、少し見計らってから行動を起こしたほうが良い場合もあります。ただ、タイミングを逃してしまってからでは遅いですよね。不動産の売却のタイミング、これはやはり私どものような専門家が一番良く知っています。ですので、想定外のことが起きたとき、悩み・問題が生じたとき、そんなときは迷わず当社のような専門家へご相談になってください。きっと、あなたにとってベストな解決策をご提案できます。