独立するも経営不振。工場の家賃と住宅ローン返済が重くのしかかるように…マイホーム売却で残債務の圧縮に成功
相談者は岡山市南区在住の蓮井(仮名)さん、60代の男性の方です。
木工家具の会社にお勤めだった蓮井さん。独立して工場を構えられ、自営で木工業を営んでらっしゃいましたが、5年ほど前から単価ダウンで業績不振に。工場の家賃を支払うのがやっと、ギリギリな状態になってしまったそうです。さらには、30年ほど前に購入したマイホームの住宅ローン返済も難しい状況に…。
「住宅ローンを完済して、再出発したい。」とのご希望で当社、オハナ不動産へご相談いただきました。ひとまず住宅ローンの返済を債権者にストップしてもらい、住宅ローンの残債務900万円を完済できる価格で販売活動を開始。数組の見学者がいらっしゃいましたが、購入までは至らず。少しずつ売却価格を下げてみましたが、それでも反応がなく、そうこうしているうちに自営業の借り入れの返済も滞るようになってしまい、弁護士さんへ相談することになりました。さらには、住宅ローンの債権者から、「そろそろ競売にしたい」との連絡が…。
そこで、相談者さんと弁護士さん、そして当社の3者で話し合いの機会を設け、住宅ローンの債権者が応諾してくれる金額650万円で当社が購入することにしました。これにより住宅ローンの残債務を250万円ほどに圧縮できましたので、この先は弁護士さんへお任せしました。破産手続きを行って住宅ローンの残債務と自営業の借り入れ分を整理されることになったそうです。蓮井さんは「自営業はやめて誰も住んでいない実家に戻り、近くにある工場へ勤めます。」とおっしゃいました。
ご自身で事業を営まれている場合、その経営状況が芳しくなくなったときに、どこで区切りをつけるか? 決断が難しく、さらに悪い方へ悪い方へと行ってしまうこともあるようです。そのような経営者の方からの相談を、何度もいただいてきました。「どうしようか? どうすれば良いか?」と迷われたとき、そんなときはどうか遠慮せず私たちのような専門家へご相談ください。私たちは決して「売ること」だけを目的としていません。「ご相談者さまにとってベストな解決を提供すること」をお約束して、毎回ご相談に臨んでいます。きっと、あなたの力になれます。私たちはあなたの味方です。