早期退職後、収入減で夫婦仲が悪くなり離婚を決意。マイホームを売却、カードローンで補填していた住宅ローンを清算してそれぞれ新しい生活をスタート

相談者は岡山市北区在住の谷川さん(仮名)ご夫妻(50代)。20代の息子さんがいらっしゃいます。

ご主人は大手電器メーカーに勤めてらっしゃいましたが、5年前に早期退職。その後、転職を何度か繰り返され、ご相談をいただいた当時は夜間工事のアルバイトをされていました。やはり、大手電器メーカーに勤めていた頃と比べると収入は乏しく、16年前に購入したマイホームの住宅ローン返済が厳しい状況に。返済が遅れるようになってしまったことから売却を検討するようになったとのこと。また、お金の切れ目が…でしょうか、夫婦仲もギクシャクするようになったそうです。

インターネットで検索して当社のホームページをご覧になり、夫婦でご相談にいらっしゃいました。このとき、住宅ローンを返済するための苦肉の策として、奥さまがカードローンで200万円借り入れされていたことが発覚。住宅ローンの残債務1,150万円と合わせて1,350万円。お二人のご希望は、「夫婦二人で借り入れをすべて完済し、離婚してそれぞれの実家へ帰ること。」でした。

一般市場で任意売却するか? それとも、業者買取で売却するか? お二人は迷われたものの、「このまま同居を続けるのは無理。できるだけ早く決着をつけたい(離婚したい)。」とのご希望もあったため、業者買取を選択されました。一般市場での任意売却と業者買取、それらを比較したときに一般的には前者の方が高く売却できるのですが、いつ売れるかわからないまま同居を続けることを避けたかったからです。

当社、オハナ不動産が1,450万円で買い取ることとし、住宅ローンもカードローンの借り入れも無事に清算。契約時の手付金でお二人は引っ越しをされました。

最初の面談時、ご夫婦そろっての面談でしたが、お互いに離れた場所に座り、目を合わせることなくお話されていたのですが、決済時の引き渡しの際にはお二人とも目を合わせて、お互いのこれからの生活のことや息子さんのことを真剣にお話されていたのが印象的でした。

どんなご夫婦であっても、将来離婚することを前提として結婚され、マイホームを購入されることはありません。奥さまがカードローンの借り入れで住宅ローンをなんとか返済しようとお考えになったのも、「なんとかして…」というお気持ちがあったからのハズです。
結果、乗り切れられれば秘密にでも苦労話にでもできるのでしょうけれども、現実なかなかそうも行きません。お困りになった際にはぜひ、当社のような専門家にご相談ください。きっと満足いく解決をお約束できます。