大手企業を早期退職後、再就職するも仕事がなくなり無収入に。任意売却で住宅ローンを清算し、借り入れの債務整理と生活保護受給へ向けて一歩前進
ご相談者は倉敷市在住の今村(仮名)さん、60代の独身男性の方です。
新築で購入されたマイホームへ、ご実家からお母さまをお呼びになり同居されていましたが、数年後に他界。その後、勤務されていた大手自動車会社を55歳のときに早期退職。自宅近くで再就職されましたが、やはり以前と比べると収入は低く、60歳を超えた頃から住宅ローンの返済が厳しくなってきたそうです。
「このままではマズい…」と、金融機関へ借り換えの相談もされたそうですが、どこも審査が通らず不調に終わり、住宅ローンを支払ったり支払わなかったり(支払えたり支払えなかったり)が続く生活に。一年前には仕事もなくなり、住宅ローンの返済が実質不可能に。その他、膨らんだ借り入れがあったため弁護士さんへ債務整理の相談をされていたところ、任意売却の提案もされたそうです。
弁護士さんから当社に連絡(紹介)をいただいたのち、今村さんと面談を実施。その結果、今村さんが任意売却を希望されたので、当社でお引き受けすることにしました。
「年齢的に再就職は無理。残債務を整理して生活保護を受給したい。しかし、マイホーム(資産)があると受給できないので、なんとか売却をお願いしたい。」とのご希望。住宅ローン、楽天カードでの借り入れなど計1,500万円の債務があるところ、970万円で任意売却は無事成功。残りの債務に関して、弁護士さんと話を進めていただける状況にまで持っていくことができました。
決済後、今村さんは「やっと弁護士さんと話を進めて行けます。ありがとうございました。」と安堵の表情を浮かべてらっしゃいました。
「えっ?あそこが数千人単位でリストラ?」そんなニュースが耳に飛び込んでくる昨今。大手企業に勤めていれば安泰…という時代ではなくなりました。突然、予想だにしてなかったことが、いつ平穏な人生を斜め上から襲い、いつ暗い影を落とすかわかりません。ただ、そんなときは決してご自分を責めたり、投げ出したりせず、私たちのような専門家にぜひご相談ください。きっと解決策を見つけられ、平穏な生活を取り戻せますから。