サラリーマンを辞めて開業したネットショップがうまく行かずに廃業。任意売却で無事に住宅ローンを完済、新たな生活のスタートに成功

相談者は倉敷市在住の田村さん(仮名)。50代の男性です。

16年前に新築で購入されたマイホームで、奥さんと高校3年生の娘さんの3人で暮らしてらっしゃる田村さん。サラリーマンを辞めて自営業へ、ネットショップで小売業をされていましたが、うまく行かなくなり廃業、貯金を切り崩しながらの生活に。やはり、住宅ローンの返済が滞ってしまい、遅れながらも何とか返済をがんばってはみたものの、2ヶ月滞納してしまうことに。

貯金もいよいよ尽きてしまったところで、債権者へ連絡して住宅ローンの返済をストップしてもらったそうです。併せて、マイホームを売却して住宅ローンを返済することも検討。

一般の不動産業者さんへ売却の相談をされ、業者買取で提示された金額は2,100万円。住宅ローンの残債務が750万円でしたので完済には十分な金額でしたが、「任意売却の方が高く売れて、手元に残るお金が多くなるから。」との理由で、任意売却専門である当社へご相談にいらっしゃいました。また、「買取はスグに出て行かなければならないが、任意売却なら猶予がある。」ということも、敢えて任意売却を検討された理由だったそうです。

当社に任意売却のご依頼をいただき、販売活動を開始。販売価格を少し下げた半年後、お隣の方が2,690万円でご購入くださり、任意売却は成功。住宅ローンを完済できたのはもちろん、手元に残ったお金で転居先の諸費用や引越し費用の捻出、また、身内から借りていた百数十万円の生活費の返済もできました。

無事に問題解決できましたが、やはり心労がたたり、田村さんご夫婦の心は少し病んでいました。それでも、奥さまは肩の荷が降りた感じで笑顔に。「手元に残ったお金で少しの間はゆっくりして、今後のことを考えたい。」とおっしゃっていました。新たな生活のスタートが、娘さんの高校卒業に間に合って良かったです。これから先、田村さんご家族に明るい未来が訪れることを切に希望します。