ごあいさつ

知識も経験も何もなしで競売の仕事へ

「相談に来て良かったです。何か...目の前の霧が晴れました」

来店されたときは目に力がなく、うつむき加減だったご相談者さまが、「スッキリ」した表情でそう言い残してお帰りになりました。

オハナ不動産 代表の山部真一(やまべしんいち)です。
平成18年、30歳のときにハワイ語で「家族」を意味する言葉を社名にした「オハナ不動産」を創業。日中は顧客訪問、夜は会社で0時過ぎまで資料の作成の毎日。とにかく目の前の仕事に無我夢中に取り組んでいました。

そんなときに同じく不動産会社を経営する先輩から

(先輩)「山部くん、競売の仕事やってみん?」
(山部)「はい!頑張ります!」

と二つ返事。知識も経験も何もなしで競売の仕事へ取り組むことになりました。

競売の案件で毎月裁判所へ行ったり、競売物件を査定、調査したり...徐々に落札した物件にお住まいの方とお会いしてお話などするようになっていきました。

「結構おるな~っ。」

5月の競売物件情報48件の資料を見ながら一人、裁判所でつぶやいていると...「プルルルル...」と携帯電話が。そこには学生時代の後輩の名前が表示されていました。

後輩のご両親が住宅ローンを滞納、自宅が競売寸前に...


(山部)「おう、久し振り!どうしたん?」
(後輩)「先輩、親が住宅ローンを滞納して競売になりそうなんです。助けてください!」
(山部)「よーわからんから、一回会社にきてや!」

翌日、会社で後輩から事情を詳しく聞くことになりました。

「親父が病気になって入院後、住宅ローンを払ってなかったみたいで...。まだここに住みたい言ってるんですけど、もうやっぱり無理でしょうか?」
「ん~...やるだけやってみるわ!どこの銀行?」

私は急いで銀行さんへ連絡。やったことも見たこともない大量の書類を何とか作成して、銀行さんへ提出しました。知人の個人投資家の方に大家さんになってもらい、銀行さんから了解をとりつけ、無事に後輩のご両親はそのまま住み続けられることになりました。

「山部先輩、ありがとうございました!」
後輩とご両親が、膝に頭が当たるくらいに深々と頭を下げながら、そうおっしゃいました。

「頭を上げてください。そのまま住めてよかったですね。ただし、家賃はちゃんと払ってくださいね。」
初めて相談を受けたときのどんよりとした重たい雰囲気は全くなく、目には生気が蘇り、しっかり前を見据えてるご両親の姿。それを見て私はホっと胸をなでおろし、この上ない喜びを感じました。

「なんで銀行さんと借りた人が話をすると上手くいかんのんじゃろ?」

1ヶ月後、「少し複雑な案件があるんですが、やってくれませんか?」と、後輩の案件を対応したときの銀行さんから連絡が。そして私は、銀行さんと住宅ローンを借りた人の間に入り、支払えなくなってしまった住宅ローン問題の解決をサポートするようになりました。話が順調に進んでいく中、「なんで銀行さんと借りた人が話をすると上手くいかんのんじゃろ?」と疑問に思うように...。

貸した側は「どうにかして返済してくださいよ!」と言い、借りた側は「お金がないから払えないです!」と言う。
当然のことと言えばそれまでですが、これでは良いように話が進むわけがありません。

「任意売却って何なんですか?」と、ご相談者の方や不動産屋さんから質問されることがよくあります。そんなときは「相談者さんと債権者さんの間に私が入って交通整理をして、住宅ローンの返済がスムーズにできるようにすることです」とお答えしています。

「住宅ローンの破たんが人生の終わり...」と、苦しんでいる方は沢山います。その中には最初、「もう死ぬしかないですよね」と肩をガクっと落として下を向き、涙を流す相談者さんもいらっしゃいます。

私は今まで、住宅ローンの返済・滞納で苦しんでいる多くの方々の相談を受け、多くの債権者さんと交渉してきました。その多くの経験を生かし、相談者さんの希望が叶うように金融機関等に提案、交渉して、その希望を叶えるために、とことんサポートしています。

「苦しい状況から脱却して、一歩進むためのお手伝い」が私の仕事であり、使命だと思っています。

もし、住宅ローンの返済・滞納に関する悩みをお持ちならば、私に今すぐご連絡ください。
私といっしょに「お子様のこと」「あなたのこれからの将来のこと」考えて行きませんか?

あなたの悩み、きっと解決できます。